Jessica

全長 3000[mm]

全高 600[mm]

全幅 930[mm]

トレッド(前) 580[mm]

ホイールベース 1750[mm]

シャーシ 木製モノコック&アルミ合金製スペースフレーム

カウル GFRP製

エンジンベース機種 Honda製スーパーカブ50

排気量 50[cc]

エンジン構造 単気筒NA空冷4ストロークSOHC

スパークプラグ NGK製イリジウムⅣ

燃料供給方式 キャブレター

ガソリン レギュラーガソリン

タイヤ(前後) iRC製IRC20

リム(前後) ALEX製DX32

ハブ(前) BITEX製DH12M

ハブ(後) SHIMANO製FH-MX71

ブレーキ SHIMANO製Vブレーキ

クラッチ 遠心クラッチ

駆動方式 チェーン駆動

今回のマシンの大きな特徴はシャシーに木製モノコックを採用していることです。前年度に製作したアルミスペースフレームには剛性と加工に問題があり、今回それを改善するために木製にチャレンジしました。木材の種類はシナランバーコアで、これを接着剤(セメダイン製スーパーX)と木ねじで組み立て、接合面はガラスクロスによるFRPで強化します。重量面ではあまりよくありませんが、これまで用いてきたスペースフレーム構造に比べて剛性をUPさせることに成功しました。そのため乗っていても安定感があります。しかも安価で簡単に作ることが可能です。しかしいずれはCFRPモノコックにも挑戦できるようになりたいです。

 

カウルのデザインは例年同様、F1、WEC、GTマシンなど様々なマシンからアイデアを取り入れて、レーシングカーのような形に仕上げました。大会当日は黒を基調にして黄色をアクセントに使うカラーリングでしたが、学術研究発表会に向けて、あるF1ドライバーをオマージュしたカラーリングに変更いたしました。2016年の全国大会でもこのカラーリングで走らせる予定です。材質はGFRPで、製作の簡易性、価格面、時間などを考え、雄型から直接作る製法で作りました。これにかかる製作期間は短くても3か月くらいであり、多くの時間と労働力を要し、大変なものです。

 

 来年に関しては、エンジンの改良、FIの導入、モノコックの再製作などやりたいことはたくさんあるのですが、メンバーが皆研究室へ配属されてしまい、さらに私自身の就職活動でどこまでできるか…

 間違えなく大変な1年となりますが、できるかぎりのことはがんばり、私たちの部でまだ達成していない燃費400[km/L]を狙っていきたいと思います。